まずは自分の学力に合ったレベルの教材を使いましょう

受験勉強をする上で参考書や問題集を選ぶ際に、難易度が自分の学力レベルのやや上ぐらいのものを選ぶというのが鉄則です。
自分の学力レベルと問題レベルが乖離しすぎていると解けない問題が多くなりますから、学習効果が薄いのです。
東大や京大を目指しているからといって、やたら難しい問題集ばかり買い揃えてる人、身近にいますよね?
ある程度それに太刀打ちできる学力があるなら良いのですが、そうでないなら基礎から地道に築いていきましょう。
大は小を兼ねると言いますが、受験勉強において難は易を兼ねるとは言いません。
このあたり勘違いされている方は今すぐ修正しましょう。

拙者は今年度は塾で高校1年生と2年生の英語の授業を担当しています。
高2とはいってもテキストに入っている問題は東大をかなり意識したもので、難易度も東大+αぐらいのレベルが中心です。下手したら高3の教材より難しいかもしれません。
拙者の担当クラスは生徒が30数名おり、当然ながら学力差も結構あります。クラス平均を超えている生徒は、このままこの塾で授業を受けるのは効果的だと思いますが、クラス平均を下回っているような生徒たちは、明らかに授業の予習復習がこなせていない、すなわち内容を消化できていないので、はっきり言って受講する時間とお金の無駄なのです。
この塾ではテキストがこの1種類しかないので、学力が低い生徒には他の塾に行くようにアドバイスしてあげたいのが本音。
しかし、拙者がそのような本音を生徒に言ってしまうと上から罰が下るかもしれません。そこはビジネスなので、授業料収入で成り立っている以上、1講師の発言で退会されたら経営的にマイナスですから。。
そういう大人の事情により塾では黙っているのですが、このブログでは自由に言えるので、今回はっきりと言わせて頂きました。
塾であれ、予備校であれ、自宅学習であれ、身の丈に合った教材を使いましょうね。
こういう点を考慮すると家庭教師は個々の生徒に合わせた問題集を選択できるので、効率が良いです。