同じ問題でも繰り返し復習することが大事

受験勉強において、1度解いたことのある問題をもう1度解いてみようという気にはなれない人が多いのではないかと思います。拙者も1浪ぐらいの時はそんな感じでした。
しかし、同じ問題でも繰り返し解き直す意義は大いにあります。これを実感したのは再受験開始後でした。

①解き方のプロセスを、1つのパターンとして頭の回路に植え付ける
②その結果、類題あるいはその応用問題が出た際に、過去にやった問題に帰着させて同様の処理で解けるようになる

同じ問題を復習するメリットをざっくり言うとこんな感じでしょうか。
1回解けたぐらいでは、もしかしたら、“たまたま”解けただけかもしれません。
それに、1回解けたぐらいでは解法のプロセスが脳内に定着しません。

従って、同じ問題集を2周、3周と回すことにより、万全な脳内の思考回路を構築するのです。
ポイントは、全ての問題を一瞬で解けるようになるまで周回することです。
「一瞬で解けるようになる」とは、どういうことか?
たとえば数学ならば、「問題文を読んだ瞬間に解法が浮かび、方針が立ち、どのように記述するか、また、最後どのように決着が付くのかまで見通しが立つようになること」を意味します。
このように一瞬で解けるようになれば、もはや紙と鉛筆は不要で、脳内だけで勉強できますし、1日に20問ぐらい復習することも可能になります。これが理想型です。

これは数学だけでなく、英語、物理、化学、生物すべてにおいて同じように一瞬で解けるようになることが重要です。
ですから拙者の場合は、問題集をまず1周する際に、一瞬で解けた問題は○印を付ける。一瞬ではないが、普通に正解を導くことができた問題には△印を付ける。正解できなかった問題には×印を付ける。ということにして、2週目は△と×の問題のみを解き直すことにしていました。もちろん、それらを一瞬で解けるようになることが目標です。最悪でも3週目までには全ての問題を一瞬で解けるようになりました。まあ、一部の問題は難問すぎて捨て問扱いにしたものもありますけどね。