奇跡的に医師国家試験を乗り切った勉強法

今年2月の第118回医師国家試験に合格し、現在は初期研修1年目です。

危機的な状況からなんとか効率よく勉強できたおかげで合格できたので、その勉強法を紹介しておきます。

巷でよく言われる王道の勉強法、というか必須の教材はクエスチョン・バンク(通称QB)で、これの1周目問題をしっかり勉強することです。

ただ小生のように基礎的な医学知識が身についていない者にとって、いきなり国家試験の問題を解くのは苦痛、というか不可能でした。

4年生の時のCBTは12月の再試験でなんとか合格したものの、それから6年生の6月まで完全に無勉強でしたので無理もありません。阪大医学部は5年生、6年生でテストが一切なく、卒業試験もありません。だから4年生のCBTを終えた後は「完全に無勉強」という状況になり得るのです。阪大は良くも悪くも放任主義。それでも国試合格率は毎年高い方なのですごい。

小生は実習もめちゃくちゃ適当に済ませて塾バイト三昧の生活をしていました。おそらく日本全国の大学生の中で最も多く労働していただろうと自負しています。

でもさすがに6年生のときは塾の担当コマ数を減らして週2でした。

そんな状況で6年生の6月から焦ってきたわけです。

このままでは国試に絶対落ちる、と。

そこでQBを少し解き進めてみたものの、全く解けないし、解説を読んでも要点が分からないのでめちゃくちゃ時間がかかる。

こんな感じで6月はほとんど学習成果を得られず7月に入ったのですが、7月になると各病院のマッチング試験の対策をしたり履歴書を書いたりして想像以上に時間が取られてしまい、マッチング試験が一通り終わる8月半ばまで勉強が全く進みませんでした。

この時点で国試不合格が現実味を帯びてきました。

6年生の8月で医学知識ほぼゼロなわけです。

この状況からどうやって勉強すればいいか、周りの優秀な人に聞いたり、自分なりに考えた結果、全分野の講義動画(QA)を一通り見ることから始めました。

やはり講義動画で基礎力を付けてからの方が問題が解けるだろうとの判断です。

しかしこの講義動画を見るのも膨大な量があり時間がかかりました。

周りの優秀な人達は4年生の時点で講義動画を見終えている人が多かったのですが、小生は1個も見たことがありませんでした。

この状態で適当にぼーっと動画を眺めていても何も身につかないので、以下の手順を徹底しました。

①講義部分を見る

②講義に付属する練習問題の解説を見る

③上記①②で得られたポイントを自分でまとめる

動画は基本的に2倍速で流し、まとめノートはwordで打ち込んでPDF化してオリジナルの参考書にしました。

この感じで8月~11月いっぱいぐらいでやっとメジャー科目のまとめノートが完成したので、とりあえずメジャー科目だけは12月に入ってからQBを解き始めました。

次に重要なのは小児科・産婦人科なので、これらは11月末~12月いっぱいぐらいでまとめノートを完成し、1月に入ってからQBを解き始めました。

次に重要なのは公衆衛生で、これは12月半ば頃から年末年始でまとめノートを完成し、1月に入ってからQBを解き始めました。

残りはマイナー科目です。これは完全ノータッチで1月を迎えてしまい、本当に焦りましたが、QAの直前講習の「総まとめ講座 マイナー」がとても評判良かったので、これを信じて年明けすぐこれだけ一通り見てから1月10日頃からQBを解き始めました。

こうして講義動画を通して基礎力を付けてからQBを解き始めたので、比較的すらすら解けたし、わからない部分は自分のまとめノートを参考書として繰り返し見ることになり、効率よく頭に入ったと思います。

小生の実際のQBの月ごとの進捗状況は以下の画像の通りです。

この画像で分かる通り、11月までずっと演習数ゼロで、12月、1月で爆増しています。

結局、QB1周目問題を一通り解き終わったのが1月20日頃で、その翌日にテコムの模擬試験を受けて偏差値41ぐらいあったので、なんとか受かりそうな目処は立ちました。

ただ、この模試の翌日に前年度(第117回)の過去問を解くと合格ラインに3点足りず、焦りました。

ここから約10日間はQB1周目の間違ったものだけを解き直しして、2月3日の本番を迎えることになりました。

合格ライン+6点という、結構ギリギリの合格でしたが、勉強の効率は良かったと思います。

あまりおすすめできる勉強方法ではないと思いますが、塾バイトやりながら、しかもアラフォーの衰えた頭脳でもこれで受かりました。

国試勉強が遅れている人は一つの参考にしてみてください。

大学生活

Posted by 兄者