俺の経歴

インターネット上で細かい個人情報を出すつもりはないのですが、ざっくり示しておいた方が皆さんのためになるかと思います。
俺の経歴が参考にはならないとしても、反面教師にはなれると自負しています。

高校卒業後2年間は普通に浪人しました。
そう、親の脛をかじって予備校に通い受験勉強するやつ。

振り返ってみると、1浪目は真剣に勉強しませんでした。
いわゆる慢心。
自分の能力を過信しすぎて、現役生より1年長く勉強するんだから適当にやっても合格するだろうと。
でも結果は不合格。

2浪目は必死に勉強しました。
1年目に対する後悔と、親に申し訳ない気持ちが強かった。
そして1浪目から付き合ってた彼女が志望校に受かったことで遠距離恋愛になったのも辛かったわけです。
自分の不甲斐なさ、無力さ、存在の小ささを実感した1年でした。
それでもまた失敗に終わる。

3浪目はさすがにもう親に迷惑をかけるわけにはいかない。
とりあえず滑り止めで受けていた私大に入学はしたのですが、1日も出席せずに夏ぐらいに退学しました。
決して金持ちではないのに、無駄に学費を出してもらっているのが申し訳なかったし、大学云々は後回しにして、とにかく自分で働いて自立した生活を送りたいとう気持ちが強かったのです。

そうして仕事をするようになり自分の目で世の中を見るようになって、いろいろなことが見えてきました。
別に医者にならなくても、大学に行かなくても、生き方は無限にある。
これできっちり大学受験を引退したはずだったけど、数年経って後戻りしたい気持ちも出てきました。
もちろん仕事を続けながらですが、受験勉強をゲーム感覚で楽しみ、結果的に阪大医学部に入学することになったのが今年の春です。
このブログで年齢は公表しませんが、高校卒業後10年以上経っているということだけ明かしておきましょう。

アラサー医学生という点で負い目は感じているけど、だからこそ現在の学費や生活費は自分で出しているし、もちろん卒業まで続ける余裕もあります。
これが俺の唯一の誇れる部分であり、アイデンティティの証明でもあるのです。

俺みたいな状況は再受験と言うのか多浪と言うのか、そんなのはどちらでも良いです。
今から大学6年通うって、ある意味幸せ、ある意味不幸なのかもしれません。
でも俺は基本的にポジティブな性格だから、何か俺らしい生き方を見つけられそうな気がしてわくわくしています。

哲学者ニーチェの言葉で、

世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。
ひたすら進め。

という名言があります。

俺がいつか年老いて死ぬ直前に、人生を振り返って「自分の唯一の道を歩むことができたか?」と自問自答したい。
その時に一切の後悔がないようにしたい。
自信を持って「はい」と言えるように、日々精進していきます。